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ピンクリボンと私

ピンクリボンと私

栗橋登志 (認定NPO法人乳房健康研究会)

[乳房健康研究会]20周年おめでとうございます。

新型コロナウイルス感染症「緊急事態宣言」、初めての経験に戸惑う日々かと存じます。

外出自粛、私としては抗がん剤治療で辛かった頃の記憶が甦ります。

初めての試みで過去を見つめなおして、独占単独自己インタビュー形式でお届けします。

栗橋 ピンクリボン活動を始めた動機は何でしょうか?

登志 2008年、乳がん発覚です。何も知らなかった自分が悔しかったからです。

栗橋 ピンクリボン活動と悔しさの結びつきは?

登志 検診の重要性とセルフチェックの大切さを次世代に継ぐ、悔しさをバネにして。

   常に己に誠実でありたかった、正直な気持ちです。

栗橋 ピンクリボンの活動参加は何時からでしょうか?

登志 治療が一段落した2009年頃から徐々に。

栗橋 ピンクリボン活動で実名や過去の職業を公表したのは何故でしょうか。

登志 医療者でもない乳がんサバイバーの言葉に信憑性を持たせるためです。

   家族の理解(特に子供への影響)、職場を取り巻く環境、ハードルはありました。

   乳がんになったことも、警察官であったことも、消しゴムで消すことは出来ません。

   ならば物事の根幹を見極めて、公表を活動の基本方針にすべきと判断しました。

栗橋 ピンクリボン活動への一番の想いはどんなことですか。

登志 《明るく、楽しく、たくましく》啓発活動を継続したい。

   私自信がとても楽天家であり、難しいことは苦手だからです。そして図太い。

   ~何時でも、何処でも、誰にでも~同じ態度で言葉で向き合っていたいのです。

栗橋 ピンクリボンに携わり10年余、自身の人生に有益でしたか。

登志 心に想いがあって体現できる。こんな幸福感をピンクリボンがくれました。

   多くに方に支えられての活動、多くの友人と知り合うことが出来ました。

   影日向なく、自分に出来ることを考えて活動する。素敵な人生と自信を持てます。

栗橋 ピンクリボン活動における今後の抱負を教えてください。

登志 先に歩みだしたピンクリボンアドバイザーとして、憧れの活動と活躍を目指す。

   一生涯「にこにこバリバリ」ピンクリボンを胸にがんばります。

  • いかがでしたか妄想インタビュウー、微笑みを添えて!!

(2020年4月)