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乳房健康研究会を発展させた3つの出来事

認定NPO法人乳房健康研究会は、時代に恵まれ、時代を先取りして、少しの幸運に恵まれ、発展してきました。そこで、乳房健康研究会を発展させた3つの出来事について書いてみたいと思います。

絶妙なタイミングの船出
2000年、乳房健康研究会が発足しました。そしてこの年、マンモグラフィ検診が開始されました。今から思うと、乳がん早期発見の活動を目指す乳房健康研究会には、絶妙なタイミングの船出でした。さらに、この時期に乳房温存療法が急速に普及したため、乳がん早期発見の意義がさらに大きくなっていました。この医療環境が、乳房健康研究会の発展を後押ししてくれました。

多職種がつくるチーム

乳房健康研究会では、医療者、様々な専門家、企業人、そして健康に関する多くのプロジェクトを手がけてきた㈱朝日エルがチームを組みました。1982年から2年ほど、友人の医師と2人で乳がん早期発見の地域活動を行ったことがあります。乳房健康研究会では、その時の経験では考えられない速さと展開力で、活動が進んでいきました。科学的根拠を基に行動する医療者と、広いネットワークと社会活動のノウハウをもつ医療界以外の人達との共同作業から、良質で説得のある活動が生まれました。このチームの一員になれたのが、私のかけがいのない財産です。

快晴と満開の桜
2002年3月30日、澄み透る青空の下、満開の桜並木の昭和記念公園で、日本で初めてのスポーツ参加型乳がん啓発運動「ミニウォークアンドランフォーブレストケア」を、乳房健康研究会が開催しました。このイベントで、日本のピンクリボン運動に大きな弾みがつきました。その後の、ウオークが強風や震災で中止になったり、寒い雨の中で行われたりしたことを考えると、この奇跡のような快晴と桜がなかったら、ピンクリボン運動の広がりが遅れたと思っています。5kmのランで優勝した青年が、「乳がんと闘っている母のために走りました」と表彰式で話すのを聞き、嬉しくなるとともに、この活動の広がりを確信しました。

(2015年2月)