リンネットが9月13日(日)に開催する、「リンパ浮腫セミナー」をご案内します。
今回のテーマは、リンパ浮腫患者が、どこに住んでいても適切な診断・治療を受けられるしくみに、絶対に避けては通れない「保険制度」です。リンパ浮腫を発症している方や未発症の方はもちろん、医療者やセラピストさん含め、リンパ浮腫に関わる全ての方に聞いてほしい内容です。ぜひご参加ください。
▪️内容:
リンネットの調査では、リンパ浮腫と診断された人、自覚症状があるけれど診断まで至っていない人の多くが、「リンパ浮腫の診断、治療を受ける施設が見つからない」と答えています。医療施設を見つけたとしても、院外の患者は受け入れていない、保険診療が受けられないなど、医療にたどり着くまでのハードルが高く、相談先もなく途方に暮れる「リンパ浮腫難民」が多くいることは、長年の課題となっています。
完治が難しいリンパ浮腫は、診断と悪化を防ぐ治療を早く始めることが重要と分かっているのに、なぜこのようなことが起こっているのでしょう。リンネットでこれまで有識者にヒアリングを重ね、治療アクセスの難しさや診療体制の不足、医療連携の不全など、リンパ浮腫難民をうみだす背景には、診療報酬をはじめとする保険制度上の問題が大きく関係していることを学び、当事者である患者の声を医療政策に訴えかけてきました。
そして令和8年、先達の長年の働きかけが実を結び、リンパ浮腫に関連する保険制度がいくつか改定されました。中でもリンパ浮腫治療の保険点数(診療報酬)が大幅に上げられたことは、大きな前進です。まだ課題は残るものの、今回の改定が治療環境の改善につながることが期待されています。
そこで今回、リンパ浮腫の治療環境の根幹を担う「保険制度」について、2つの講演をお届けします。
講演①ではリンパ浮腫の保険診療までの道のりと、今後について、2002年よりリンパ浮腫患者の医療整備をけん引してこられた新井 恒紀先生に分かりやすく解説していただきます。
また講演②では、今回新たに保険適用となった、リンパ浮腫診断に用いられる「ICG蛍光リンパ管造影法」について、深く関わってこられた海野 直樹先生に解説していただきます。
保険や診療報酬の話は「難しそう」「患者には手が出せない」と思われるでしょうか。そんなことはありません。実は、私たちがどこで、どのような治療を受けられるのかにも深く関わる、とても身近な制度なのです。リンネットも今回の保険改定へ向け、患者の声を医療政策に届ける活動に取り組んできました。リンパ浮腫治療の環境改善を叶えるためには、医療者だけではなく、患者自身も制度を知り、声を上げていくことが大切だと考えています。
多くの皆様のご参加をお待ちしております!
▪️当日のプログラム
<はじめに>
患者の声を医療政策へ
― リンネットの取り組みと今回のセミナーについて ―
岩澤玉青(リンパ浮腫ネットワークジャパン(リンネット))
<講演①>
演題:リンパ浮腫医療は、保険制度とともにどう変わってきたか
― 令和8年度診療報酬改定から考える、患者に届く医療の未来 ―
講師:新井 恒紀先生(日本リンパ浮腫治療学会 理事・保険委員会委員長)
<講演②>
演題: リンパ浮腫の画像診断 「ICG蛍光リンパ管造影法」
― 保険適用までの道のりとこれから ー
講師: 海野 直樹先生(浜松医療センター 院長、浜松医科大学 特定教授)
<事前質問による質疑応答>
▪️開催概要
2026年9月13日(日)10時~12時
テーマ:
~なぜ必要な治療にたどり着けないの?~
「リンパ浮腫環境の未来を変える『保険制度』― 改定とこれから ―」
会 場:Zoomを用いてオンラインで配信します(後日アーカイブ配信あり)
参加対象:リンパ浮腫リンパ浮腫について学びたいすべての方
参加費:①②ともに1,000円(税込)
① 当日チケット(Zoom参加)+アーカイブ配信
② アーカイブ配信チケット
※各お申込み締め切り、ならびにアーカイブ配信期間、講師プロフィールなどの詳細は、以下申込みURLからご確認ください
◆申し込みURL
https://peatix.com/event/5146434
