「乳がんはまだ私には関係ない」と思っていませんか?
壮年層女性のがん死亡原因のトップ
最もかかりやすいのは40代
家族や親戚に乳がんがいない、出産・授乳経験があるから大丈夫。ということもいえません。つまり、乳がんにならない、といえるひとは一人もいないのです。
早期なら約90%が治癒します
マンモグラフィと超音波検査
マンモグラフィは、ごく小さな石灰化を発見
また、マンモグラフィは過去のフィルムとその都度比較ができるため検診に用いられます。
超音波の反射でしこりを発見
マンモグラフィは早期の乳がんも発見できる乳房専用のX線撮影のことです
乳房はやわらかい組織だから、専用の装置で撮影
撮影にかかる時間は20分程度
マンモグラフィは早期乳がんのサインの石灰化や腫瘍などを写し出します
フィルムを比較して組織の微妙な変化をとらえる
X線の量はごくわずかで、被曝による危険性はほとんどありません
放射線の害より、早期発見のメリットの方がはるかに大きい
妊娠中の方はご注意ください
立体的で厚い乳房を正しく撮影するために、圧迫する必要があります
圧迫することで放射線も少なくなります
気になることがある場合は遠慮なくお問い合わせください
*ポジショニング:撮影機械に乳房をはさんで、圧迫し体位をとる
スムーズに撮影ができるためには
制汗剤やパウダーなどはよく拭き取って
ご自分で気付かれたしこりなどはお伝えください
マンモグラフィだけでは発見が難しい場合もあります
約10~15%の乳がんがマンモグラフィだけでは見落とされる恐れも
異常に気付いたら、医療機関へ受診
医療機関について
乳腺専門の医療機関や、マンモグラフィ検診を実施している施設での受診
認定を受けた医師や技師、施設のリストを参考に
毎月のセルフチェック(自己検診)を習慣にしましょう!
生理が始まって1週間後、乳房のハリや痛みがなった、柔らかい状態の時に自分でチェックしてみましょう。閉経後の方は毎月1回、セルフチェック日を決めて行いましょう。
*乳房の変化を確認するため、チェック結果をノートなどに書きとめておくと良いでしょう。
指で触れてチェック
1)4本の指を揃えて、指の腹と肋骨で乳房をはさむように触れ「の」の字を書くように指を動かします。
そのときに、しこりや硬いこぶがないか、乳房の一部が硬くないか、脇の下から乳首までチェックします。
2)乳房や乳首をしぼるようにして、乳首から分泌物がでないかを調べます。
鏡の前でチェック
変化に気付いたらすぐに診察を
基本的に外科の中に設けられていることが多いのですが、病院によっては婦人科、放射線科の場合もあります。乳腺の専門医・認定医がいるかどうか受診前に問い合わせて確認しましょう。