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【むなかたMAMMA】継続的な患者サポート

ピンクリボン活動レポート

名称:サロン定例会
主旨:16年間にわたり、継続的に多くの患者さんに寄り添い、サロンをはじめ一緒にできる啓発企画や講演会の開催などを行っている
日時:毎月第3木曜日
場所:むなかたユリックス
主催:むなかたMAMMA

1.月例サロン
「ここに来ると安心する!」「また涙を流すけど、元気もらうのよね!」「手術って言われて不安だけど、家族には言いにくい」「また転移していると言われたのよね~」――等々、再発や手術前の不安、手術後の治療状況の辛さ、家族にも友人にもわかってもらえない悲しさもここでは自分が正直になれる。参加者それぞれの経験が誰かの役に立ち、支えとなっていて、仕事の調整をしながら、サロンに来ることを楽しみにしている方々に、場の提供・運営を継続する大切さを実感しています。

毎月、14~15名の参加者に体調や困っていること、不安に思っていること、それを克服したことなどを思い思いに語ってもらいます。その都度、参加者の中から自分の体験を語り、同調する思いが語られていきます。コロナ禍、公共の場に集まることができなかったことから、スマホのグループラインを作り対話を継続。また、サロンまで待ちきれない思いを様々書いてくる人にタイムリーに激励のメッセージを送っています。

手術後、胸に入れるパットを、サロンでおしゃべりをしながらコットンの糸で編みました。また、街頭啓発の準備で、自作のチラシやサロン開催のお知らせチラシをピンクのマスクとセットする作業もしました。一緒に作業することで前向きになられます。

2.啓発活動
①市民まつり
年1回開催のまつりに、ブースを置き、乳がんモデルに手をかけてもらったり、チラシを見せながら早期発見の大切さ・定期的な検診への誘導をしました。また、アンケート調査や乳がんの現状もパネル展示しました。ブースに立ち寄ってもらうため、ピンクのフーセンをたくさん飾り子供連れの母親に声をかけやすいよう工夫しました。

②「ままトこ」フェスタ
若い世代が運営するマルシェに参加しました。定期検診の重要性とともに、「ブレストアウアネス」の大切さ・やり方、クイズラリー等120名を超える40歳未満の子育て世代の方々とたくさん対話できたことはとても良かったです。一緒に啓発活動に参加されることで、元気になるとも言ってくれます。

3.講演会の開催や講師のドクターとの懇談も実現
メンバーの皆さんに笑顔が増えたように思う。

その他:助成金の活用
ボランティアでの活動なので、サロンをはじめ手出しすることが多かった。そのため、乳がんの現状や治療の最前線など聞きたいことがあったが、講演会をする予算がなかった。情報を得、グリーンコープにプレゼンし予算を獲得できた。グリーンコープでのプレゼンを聞いた役職者からの依頼があり、私たちの活動内容をグリーンコープ全体総会や5か所の地域別総会で話すことができ、啓発にもつながった。(石橋文恵)