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【大阪府 高槻市】職員向けの乳がん(マンモグラフィ)検診啓発ポスターの作成

ピンクリボン活動レポート

名称:職員に向けた乳がん(マンモグラフィ)検診の啓発
主旨:女性の多い職場で乳がん検診の受診率を上げるための取り組みとしてポスターを作成しました
日時:2022年秋頃
場所:自分の職場
主催:なし

レポート:私は大阪府高槻市北部にあります病院で、診療放射線技師としてマンモグラフィ撮影を専任として仕事をしています。毎年行われる職員健診のマンモグラフィ検査にも携わっています。当院は医療のみならず、介護・福祉・保育にも取り組んでいる複合施設で、グループ全体の職員数は約1400人、そのうち女性職員は約1000人です。これは職員全体の約70%で、そのなかでも、マンモグラフィ検診対象である40歳以上の女性職員は40%を占めています。

当院の職員マンモグラフィ検診は任意ですが、毎年無料で受けることができます。年々、受診率は増加傾向ではありますが、グループ内での受診率は半数の50%にも満たしていません。せっかくマンモグラフィ検査を受けられる環境であるのにも関わらず、受診されない理由として、撮影時に伴う圧迫痛を懸念されていたり、そもそも乳がんの怖さを知らないという方がいます。これだけ多くの女性がいる職場で、診療放射線技師の資格を持ちピンクリボンアドバイザーである私ができることは、乳がんのことや、マンモグラフィ検診の大切さを知ってもらうことだと思い、まずは職員向けのポスターを作成することにしました。

ポスターには、乳がんのことやマンモグラフィ検査のことを折り込んだ内容で作成し、グループ全施設を廻り、職員健診担当の方に職員の目に付くような場所に貼っていただけるよう配布しました。その成果もあってか、職員のマンモグラフィ検診受診率は前年度比112%、全体の50%を超えることができました。

今年は職員向けの研修会も開催しようと考えています。 直接職員の顔を見ながらお話することで、親近感を持っていただき、疑問に思っていることを持ち帰らずにその場で聞いていただけたらなと思っています。また、奥様やお母さん等大切な家族のために、女性職員のみならず男性職員にも是非参加を呼びかけたいと考えています。

職場の仲間や家族が、一人でも多く乳がん検診の重要さを理解して受診していただけるような活動を、今後も続けていきたいと思います。
(投稿者名:ピンクリボンアドバイザー上級  濱野 美穂)