番組名：「ピンクリボンアピール」
主旨：目の不自由な方へのアピール媒体として始めたFM生放送ですが、健常者リスナーさんからの反響に勇気づけられています。
日時：毎月第2木曜日午後3時半～4時
場所：ならどっとFM（78.4MHz）サテライトスタジオ
主催：NPO法人 奈良ピンクリボンアピール

レポート：「NPO法人奈良ピンクリボンアピールの佐分利みどりがお送りする“ピンクリボンアピール”」のタイトルコールで始まる30分生放送です。2006年奈良ピンクリボンアピール結成当時、耳の不自由なメンバーがいたことから講演には必ず手話通訳と要約筆記を要請し、内容がすべての人に伝わるように努めました。ところが次第にパワーポイントが活躍しだし、今度は目の不自由な方への伝え方としてFM放送を考え、助成金を申請。2017年7月からの数か月を実施し、その後は独自で放送を続けることを決定。現在に至っています。

耳からの定着を狙い用いている私たちのテーマ曲「生命の話をしよう」を番組のオープニングとエンディングに流しています。その効果は期待通りで、この曲を聞くと「あ、ピンクリボンが始まる！」、私の声を聞くと「検診受けなきゃ！」と反射的に思うとのお便りが番組中に届きます。そしてそれを後押ししてくださるのが「検診を受けてきました！」というお便り。一人の時も、ゲストを呼んで二人でお喋りする時も、番組中に届くお便りは必ず読み、お応えしているうちに30分はあっという間に過ぎてしまいます。

2006年に右胸、2021年に左胸を失った私自身の体験を笑い話のように話していますが、それが正直な私。でも質問のお便りには真剣に言葉を選ん回答し、後日局から送られてくる放送データでチェックしています。

姿の見えないリスナーさんへのおしゃべりには不安もありますが、リスナーさんからのお便りに、番組を続けることへの勇気をいただいています。
（投稿者名：ピンクリボンアドバイザー上級　佐分利みどり）