「アピアランスケア」とは、がん治療による外見の変化に伴う苦痛を軽減するケアのことです。外見の変化には、抗がん剤による脱毛や、爪や肌に変化、変形、手術の傷跡、乳がんならば乳房切除などさまざまあり、もちろん年齢や性別に関係ありません。
外見へのこだわりは個人差が大きいのですが、外見が変わることで、治療に積極的になれない、社会復帰を躊躇する、家族や友人関係がぎくしゃくする……、そんな声も多く聞かれます。
それらの苦痛を軽減するために、国立がん研究センター中央病院に2013年、アピアランス支援センターが設立。2021年には医療者に向けてガイドラインが発刊。国のがん対策基本法も医療として「アピアランスケア」の取り組みを薦めています。
アピアランスケアは、変化した外見をウィッグやメイクなどでカモフラージュすること、と思われがちですが、これら「整容」はあくまで手段のひとつで、ゴールではありません。外見を治療前に近い状態に戻したからといって、苦痛が解消されるとも限らないからです。
では、アピアランスケアが目指しているゴールはどこでしょう。がん患者が抱える外見の苦痛はどこから来て、どのような支援が有効でしょうか。
そもそもあなたにとって「外見」とはどんな存在ですか?
臨床心理士・公認心理師でもある藤間先生のお話を聞きながら、一緒に考えてみませんか。
※がん患者さんへの美容支援を長く続けるマンマチアーの山崎(美容ジャーナリスト)からも、体験と経験を少しお話させていただきます。
事前質問も受け付けます。ぜひご参加ください。
【藤間 勝子(とうま しょうこ)先生 ご略歴】
国立研究開発法人 国立がん研究センター中央病院 アピアランス支援センター センター長、公認心理師・臨床心理士。国内外の化粧品会社にて美容企画・教育活動に従事し化粧行動の心理・社会的影響に関心をもつ。退職後、公認心理師・臨床心理士資格取得。2011年より国立がん研究センター中央病院にて、がん患者の外見ケアにたずさわる他、高齢者や障碍者に対する美容を用いたケアを実践。2021年より現職。
【第154回 チアー活動】
■日時:2023年9月22日(金)18時半~20時
(Zoomによるオンライン開催 参加費無料 お申込み先着200名様)
■テーマ:「自分らしく生きる を支える アピアランスケア」
~治療による外見の変化に、あなたならどう向き合いますか~
■スピーカー:藤間 勝子先生(国立がん研究センター中央病院 アピアランス支援センター センター長)
■Zoom参加お申し込み方法(先着200名様 参加費無料)
以下URLからお申込み下さい。開催前日までにZoomのURLをお送りいたします。
<お申込みURL> https://mammacheer154.peatix.com/
<申込スタート日> 2023年8月29日(火)
★このメールへの返信では、申し込みできませんのでご注意ください。
- 当日のZoomURLなど詳細は、前日よりお申込みいただきましたPeatixページの「イベント視聴ページ」にてご確認いただけます。
なお、当日までの各種ご案内はPeatixメール(@peatix.com)より配信されます。 - お申込み時には、姓名(ニックネームではなく)での参加登録をお願いいたします。
- 後日の録画配信はありませんので、予めご承知おきください。
【今後の開催予定】
第155回 10月25日(水)18時半~20時
テーマ:「仮・ACP(アドバンスケアプランニング)について」
講 師:片岡明美先生(がん研有明病院乳腺外科)
第156回 11月30日(木)18時半~20時
テーマ:「仮・卵巣がん ~患者さんファーストの治療方針とは?」
講 師:本橋 卓先生(東京女子医科大学産婦人科)